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堕ち玩

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ダークサイドクロニクル 「澄精」 後編

さて!Enne様の「澄精」後編です。
諸事情により間が開いてしまい、閲覧者の皆様にはもちろんEnne様にも申し訳ありませんです。

前編の記事にも書きましたが、今回は俺のリクエストというか無茶ぶりを誘い受けされたというかの結果、Enne様の作品としては非常に珍しいと思われる描写があります。
具体的に言うとふた注意。
しばしば画像作るのが億劫になる(具体性に欠ける書き方ですね☆ミ)ぐらいのエロ小説っぷりなので、皆様もお楽しみ頂けるかと!

というわけで、お待たせしました「澄精」後編、どうぞっ。



最上級生

突然に教育方針が転倒したここにあっては
勇たちのように丁寧に仕上げられるものたちはともかく

あと1年でここを巣立たなければならない、そんな生徒たちには
つい、速成で詰め込み教育を施してしまったり

あるいは、手早く淫隷化を施して卒業に備えさせる

それしかないのでは、と教員たちは考えるのだが

イーズがそれを許さない

許さない、というと、もう命令という感じになるのだが
少なくとも、学園内にあってはできうる限り、それぞれの生徒の性向、情動を注意深く見やりつつ
生徒の特性を伸ばそうとする、そんなイーズの態度を見ていれば
特に、百合子たちのように完全にイーズのモノになってもいれば
もう、力を尽くさないというわけには行くまい

ただ、いずれにせよ、最上級生には、『学園の彼女たち』のままで、『外』を体験させる
そういう機会を早めに与えてやらねばならない

純粋培養のように、なかばというよりほとんど憧れとともに
教え込まれたダーククロスの存在

その主力・主体である淫怪人

人外の力を振るい気随に振舞うその淫怪人に、一切の自由を委ね、ひたすら快楽と隷従にまみれる淫隷人

そして、淫隷人と化し、ヒトから人外へと導かれる淫隷化

新入生から、最上級生にいたるまで、この学園では淫隷化に対する凶悪なほどの憧れを植えつけている

事実として、淫隷人が淫怪人いやダーククロス本体(というものがあればだが)の気まま、気随に
翻弄される以上、そのいわば悲惨この上ない身の上こそが幸せなのだ
場合によっては無意味に自己を毀損される事こそ至高の幸福なのだと教えている

だから、その憧憬と現実とのギャップが生じることを見越して
個々の生徒に調整が効く、学園での日々の間に「外」(そと)を知らせてやらねばならない

「学園での自分」が「外」に出たとき内と外との間で立ち竦まないよう
導いてやらねばならない

そこで用意されているのが「校外活動」なわけだが

今日はそのエントリー

危険から肌身を守ってくれるコマンドスーツ
表情を隠し、若干の思考制限と生徒間のコミニュケーション及び命令の授受に使われるマスク

それを見せて、着用させて慣らしてやらねばならない

その大事な日とあって、生真面目な百合子は
昨夜、遊ぼうよと茶々をいれてくるイーズをいなしながら準備をしてきたのだった

DSC033.jpg

「はい、これが、皆さんが、『外』(そと)で校外活動をするためのスーツです

『コマンドスーツ』と呼ばれます、強靭で、しかも薄いですが耐衝撃性を備えています
 これさえ着ていれば、
 万一、刃物や銃弾、あるいは不注意などで車に撥ねられる、そんなことがあったとしても
 かすり傷も負わないでしょうし、骨や臓器に深刻なダメージを負う事はありません
 あ、皆さんは残念と思うかもしれませんけれど
 まず、そんな正規活動はしてもらうことはありません」

百合子は黒いスーツを広げてみせる

DSC034.jpg

「それから、これが『マスク』です、勿論、普通にあなたたちの素顔を、『外』の危険な
 視線から守ってくれますし、更に、『ヴァイザー』と同じで、軽くですけれど皆さんを洗脳していてくれます
 ですから、『外』で心が乱されるような心配もほとんどありませんね
 そんなことはない、そう皆さんはおっしゃるかも知れません、けれど皆さんは、まだ淫隷化も受けていません
 そんな皆さんには『外』はまだまだ危険です」

DSC035.jpg

生徒たちの注目が充分に授業と教材に集まっていることに満足した百合子は

「皆さんが『外』で行うのは

 まだ、ダーククロスのお教えに触れたことがない、そんな不幸な人たちに
 お教えのかけらをそっと届けて差し上げて
 導きの端に付かせてあげる、そんなお手伝い、そう、淫隷人が淫怪人様に命じられてするお仕事の
 ほんのはじめを経験する
 それくらいになりますが
 密かに、もちろん世間にも、そして何よりお教えを手にする本人にさえ気づかれずに行う、これが大事です」

そう、黒いスーツはそのためのもの

「では、まず先生がスーツを身に着けて見せますね?」

そういいながら、白いオールインワンをするりとほどく

裸身を生徒にさらすこと
無論外では異常であろうが、それは百合子の中では、必要なことと認識されている以上
なんら、齟齬は感じない

スーツをに体を通し
引き締まった腰をくびれを黒い拘束に委ねていくとき
ついんと奥に走った感覚

百合子を彼方、淫隷が与える魂の彼岸へ誘う暗い刺激だが、これはもう、思い知ってもいたし
それに予想もされていたから

百合子はそれを抑えることができたのだけれど

DSC036.jpg

ふと

とある生徒の視線が眼についた

クラス委員の少女

普段から懸命に課題をこなす姿勢が好ましく

他の生徒からも頼られているらしいその少女の視線

それが自分の密やかな場所、刻印があるはずの場所に注がれている

いるのでは…

DSC037.jpg

そう思った瞬間に、百合子の脳のどこか、意識のどこかが、ぬるりと溶けた

けれど、ここは学園、ここは教室

イーズのためにならば、淫隷の刻印を見られることも
見せることをも恥ではない、誇らしいこと、そう思ってはいても

ここは、ここでは
不要に見せるものではない

な、のに…

焦りが、百合子の内側を炙る

焦りが、百合子を昂ぶらせる

かろうじて

何とか締め上げたスーツ
自らジッパーなどはあげる必要もなく、自然に継ぎ目を止めつけてくれる
そんなスーツの機能のおかげで無様に背中に手を回さなくて済んだのが幸い

かろうじて身につけられた、られたはずだったのだが

DSC038.jpg

ふつり

スーツのボトムが二つに割れる



声が出せない

取り繕う言葉が出てこない

その代わりに

芽が

膨れた芽が

芽から、実りに

実りから細く尖った角に

尖った角から淫隷の刻印へと

膨れ、尖って、育ち

言葉をなくし、顔を覆うしかできない百合子をあざ笑って生徒たちに見せられた

DSC039.jpg

「淫隷人さま…」
「淫隷人さま…」
「…淫隷人さ、ま」

DSC040.jpg

思わず漏れる、少女たちの声、声、溜息

知識として、学習としては、幾分かの映像などで知っていた姿

語られずとも、イーズのそばに控える淵根先生が、きっときっとそうなのだと
想像していた姿

自らも、そうなれるかも知れないと憧れていた姿がそこにある

自らの憧れを、理想を体現した姿がそこにある

羞恥に染め上がって言葉も、動きも止められた百合子

けれど生徒たちの憧れの視線と、言葉がますます百合子を呪縛して、
教室のまん真中で彼女を淫隷人という名の彫像に変えてしまう

やがて

DSC041.jpg

先ほど百合子が意識した視線の持ち主
クラス委員の少女がおずおずと
敬虔な憧れをこめて、白い指を淫隷の刻印に絡ませると

そのあとは、つぎ、次々に

「淫隷人さま…」
「淫隷人さま…」

すがるような、声、声、声と

憧れる、指、指、指が

「やぁ、い、……」
いけませんと、
言うつもりだったはず、言いかけたはずが

制止の言葉はそれ以上百合子から漏れず

DSC042.jpg

あろうことか
百合子は
クラス委員の少女に
刻印に寄せられて虚ろな憧れの表情を浮かべるその唇に
自らの刻印を押し付けてしまった

ほとんど、法悦
そんな表情を浮かべた少女は

敬虔に、そして優しく尖りの先に口付ける

DSC043.jpg

「あぁ…」

百合子の口から漏れたのが
禁止でなく、悦びの声と知った瞬間

DSC044.jpg

少女が刻印を唇を開いて受け入れる

そう、自らの身にも起こるはずの奇跡と信じて

寄せられる、指、指指

DSC045.jpg

伸ばされる、舌、舌舌

DSC046.jpg

固く閉じられる百合子の眼

蕩ける脳が心が、外界を遮断して
百合子を忘我の只中に放り込む

何も聞こえない

何も考えられない

ただ、柔らかで

ただ、熱い

そして…

DSC047.jpg

そして

百合子がはしたなくはぜようとしかけたとき

DSC048.jpg

かつり

静かな足音が

潮がそこから引くように

まだ法悦のさなかで、刻印に奉仕を続ける少女一人を置いて
残る少女たちが半歩、一歩、後ろに下がる

固く目を閉じてはぜかえる一瞬の期待に身体と脳を固く虚ろに蕩かせた百合子には見えていなかったが

クラス委員の少女を、にこりと優しく微笑んで
後ろに下がらせたその人が

自ら百合子に施した刻印に優しく口付け

含み

そうしてはぜさせた

DSC049.jpg

忘我

優しく、白く、刹那の彼方に誘う白い闇

さわざわと引いて行った昂ぶり

やがて、最後の雫を抜き取られると、ともに
百合子の理性が戻ってきて
場の繕いをしなければと迫る

「あっ…、あぁ、ありがとう、
 よろしいですか、これが淫隷人の……」

ようやくに眼を開き、愚かしくも、何とか取り繕おうとあげかけた言葉が凍りつく

しでかしてしまった失態

よりにもよって、イーズに、イーズに見られてしまった

羞恥と慙愧と、衝撃に、くたり

昏倒する百合子

DSC050.jpg

けれど

軽々と、片手で百合子を受け止めると

イーズは百合子を教壇に、いとしい姫を横たえる騎士であるかのように、百合子をそっと安置する

そして、生徒たちに軽く頷くと

くちり

ま白い彼女の手袋の掌に

先ほど汲み上げた「もの」
いとしさとともに飲み干したものの名残を形の良い唇から零してみせて

「これが、『淫精』、あなたたちがなれる、かも、知れない淫隷人が零すものです」

広げた白い掌を右から左に、ゆるりと示す

声に誘われるように、あるいは、掌中にあるものに誘われてか生徒たちが、そろそろそろと
教卓前のイーズの元に再び集まってくる

「淫隷化初期の淫隷人から汲み上げられる『淫精』は多くの場合
 白濁色を呈し、ある種の植物の匂いにも例えられる
 独特の芳香を発します…」

生徒たちの注目が集まると同時に淡々とイーズは語る

「しかしそれはごく初期のもの、淫隷人の淫隷化が進行するにつれ、
 このように清澄な透明色を呈するように変質します」

いつもと違った静かな口調
小声ではあるが、よく通る声が手のひらに零したものをもう一度示してみせる

「この変化は、ヒトとしての部分
 淫隷人としては不要な生体組織が、淫隷化の進行にしたがって、『淫精』に混入し
 排出されているのだろうと、考えられています」

示して見せた片手を広げたまま

「淫怪人の中には、その、ごく初期のものを『白精』と呼称し
 殊更に愛好するものも居り、中には、『白精』と呼ばれる初期のものを失った淫隷人を、
 遺棄する、あるいはもっとひどい場合には、それだけの理由、ただそれだけの理由で…
 処分するなどという暴挙にでる者まで居りました」

かつり、こつりと教壇を

「無論、淫隷人にとって、主人たる淫怪人に命じられれば、遺棄される、あるいは
 処分される、これを含めて自己をダーククロスに捧げる行為である、として、
 至高の喜びとするような性向がありますが…」

こつり、足をとどめて
すいっとイーズが見渡すと
先程のイーズのたとえ話に案の定、憧れの吐息を漏らした生徒もいたようだ

DSC051.jpg

「けれど、それは間違いであると、申しておきます

 『あの方』も固く申し付けておられますが

 目的も無く、淫怪人が淫隷人から、命を奪うことや
 
 主人の命令であるからといって、無為に淫隷人が、誇るべき淫隷の身を
 損却するなど、ダーククロスの本義でない、これが正しいお教えです

 無論、淫隷人は、命令があれば、例えいかに理不尽
 そして、無意味に見えようと、生命、身体を棄却する、これは正しいことですが
 それを淫隷人に命じる側
 すなわち、淫怪人にはそれなりの義務と、覚悟、そして、淫隷人を怯える自分の盾にするなどという
 卑小な行いをなさない、すなわち自ら淫隷人に対して進む道を示す責務があるのです

 少々長くなりましたが、この中に、淫怪人となる責を負う方が出る かも しれません
 そうなったとき、このことを決して忘れないことです」

こつり、かつ、こつ
教壇の上を往復しつつ、言葉を紡ぐイーズ

「さて、御覧なさい
 先程、ここでわたしがあなたたちの憧れである淫隷人から汲み上げた『淫精』」

イーズが白手袋に零して見せた「もの」をもう一度注視させると

「先程はまったくの透明色を示していたはず
 それが…」
手の上のその「もの」はいまは清澄な薄紅色を示している

「これが、『淫澄精』、希少かつ、淫隷人はおろか、淫怪人にも重大な影響を与える、特別な『淫精』です」

不思議が乗った手のひらを見つめる全ての眼

そして、教室に広がる清澄な香り

「『淫澄精』は、いまあなたたちがかいでいるような
 独特の清浄かつ、透明とでもいえる芳香を放ちますが
 これは、『淫澄精』が非常に不安定であることの証明でもあります
 やがて、空気に触れることで急速に結晶化が進行し…

 この様な、琥珀色の粉末となります」

それをぐるりと、生徒たちに示すと

イーズはさらら、自らの口中にそれを流し込む

DSC052.jpg

「ふむ、素晴らしい味ですね」

冷静な口調だが、ほろり、イーズの目尻がかすかに染まったように見える

かつり

「さて、続けましょう」

こつかつ、ことり

「先程の結晶化した粉末は『精晶』と呼称されます
 既に、授業で学んでいるかもしれませんが
 ただの『淫精』ですら、一般人、そう、あなたたちのような
 ただのヒトに投与、あるいは、飲料または食物等に混入させて与えた場合、
 意識の混濁、催淫、催眠作用まで引き起こすのですが

 『淫澄精』や『精晶』の場合はといえば…」

ごくりと、のどを鳴らす生徒までいるようだったが

「無害です」

後ろのほうで、誰か転げたような音がする

「こほん、ですが、逆に、淫隷人、あるいは淫怪人が『淫澄精』あるいは『精晶』を服用した場合
 強烈な多幸感と、酩酊様の情動を示し
 一度、口にするだけで、二度、三度の服用を強く望むようになり

 意志の弱い淫怪人などは、それへの渇望のあまり
 『あの方』に対する義務まで忘れ去ってしまうほどだと言われています」

教室内に柔らかな風が吹き込んでいる

「正直なところ、私も、淵根先生が、『淫澄精』を零す方と知って
 嬉しさというより、ある種の恐怖を抱いたことをここで告白しておきますが
 幸いにも、服用後も自制の心が働いている
 それを知って安堵をしたものです」

風が揺らせる銀の髪

「ただ、『淫澄精』は、適度に服用するのであれば
 あぁ、勿論『淫澄精』に飲まれてしまわないことが前提ですが
 淫怪人及び淫隷人に強力な力を、時には再生の力まで与えてくれるものでもあります」

こつかつことり

かつこつことり

揺れる髪、こぼされる言葉

「そのように希少なものですから万が一
 もし、あなたたちが『淫澄精』をその身から零すことができると知ったときには
 仲間の淫隷人にも、勿論主人以外の淫怪人にも決して話してはなりません

 『淫澄精』は、淫隷人ばかりか、淫怪人に大きな喜びと、そして…
 淫怪人同士の共食い、そしてその余波である争奪戦から淫隷人の身にも大きな危険を招くからです

 主人たる淫怪人の耳にのみ、密かに告げる
 これが、その折に、あなたたちと主人の身を守る
 唯一の手段です
 このことは、試験などには決して出ませんし
 出しませんが、必ず覚えておくことです」

キンコーン

授業終了を告げる鐘が鳴る
にこりと笑うイーズ

DSC053.jpg

「では、本日の授業はこれで終わりですね~~」

いつもの口調

ほぅ

一様に緊張の開放で吐息を漏らす少女たち

イーズは百合子をすいっと抱き上げると

クラス委員が率先して開けた扉から

百合子とともに出て行った




昏い闇の中から

何かが呼ぶ

DSC054.jpg

それは、痛覚かも

それとももっと切迫した何かかも

ぽかり

浮上したその先にも

広がっているのはやはり薄暗い照明

そして

奇妙な浮遊感にきょろきょろ見渡せば

DSC055.jpg

わかった

途端、きちりと痛む手と手
そして、脚と脚

手が、脚が

拘束されて自分はぽかり、うす闇の中に浮かんでいる

ぐいっ

絞りあげられた、乳房

はっと気づけば

自分の頤も肌身に慣れた白い指にくいとばかりに上方に

そして…

「気がつきましたか、淵根先生」

DSC056.jpg

耳奥を、脳を揺らせる囁きが…

「あ、い、イーズさ、ま」

「さま?ですか、『淵根先生』?」

判った、ここがどこなのかわかった

その途端、羞恥が百合子を朱に染める

「も、ぅ、しわ、け、あり…ません、イーズせんせ、い」

「ここがどこだかお分かりになられたようですね?」

「は、ぃ…あ、くぅ」

途端、再びノイズが覆う白い指に絡めとられ、絞られたのは

黒いコマンドスーツに搾り出された乳房ではなく

あるはずの無いもの

いや、ヒトでなくなったこの身の証

DSC057.jpg

「まだ淫隷化も施していない、そう、3年生とはいえ
 まだ、無垢な学生に見せるには、少々、刺激的なものですね、うん?『淵根先生』?」

捩る、捩れる、羞恥に捩る

けれど、柔らかいが強靭なチューブが
今は百合子からは見えないがピンク色をしているはずの
何度か思い知らされているピンク色のやわらなチューブが
百合子の身体を厳しく、けれどやわらに中空に浮かべて放さない

「どうされましたか?これを使われるようなカリキュラムは、まだ早過ぎるのでは?」

「あっ、ちっ、違いま…」

「違うのですか?」

「ひ、ぁ」

白い指が絡んで、捉えて、百合子を揺らす
ここと、彼方と、その狭間でゆるゆら揺らす

「生徒に、見せただけですか?」

「…、…っ!」

「言えませんか?」

「お許し、お許しを…」

「許す?同僚のわたしが、教師の貴女をですか?」

同僚が同僚を拘束すること自体矛盾だが
羞恥に染め上げられた脳髄が熱く膿んでそのような思考を生んではくれない

「お許し、お許し、お許しください」

DSC058.jpg

ぎち、ぎち、ゆらり

黒いコマンドスーツが鮮紅色のチューブに絞り上げられたまま
揺れ揺れ揺れて

そのたび、きち、きち、くちり
羞恥に染まる肉を包む黒い繭をやわらにきちりと絞り上げてゆく

「言いたくない…いいえ、言えないのですか?」

「は、ぃ」

「仕方ありませんね」

ふっと緩んだ緊張

告白せずに済むのかと、浅はかに、ふぃと浮かんだ安堵の心

「では、素直に言えるようにしてあげましょう」

ずる、ずる、ぞろり

透明な漏斗を先端に備えた、くろぐろ黒い細身のチューブが三本

ほの暗い、闇の奥から現れて

スーツとチューブとで搾り出された左右の実りに

そして先程から、白い絹の手指が絡んだ先に

ひた、ひと、ぴたりと喰らいつく

DSC059.jpg

驚く間も

抵抗する間も無論無い

真空吸引

そんな無粋で生易しいものではなかった

もっと、なにか悪魔的な何かが

絞る

絞って

抜きあげる

DSC060.jpg

薄暗い室内を閃光の様に引き裂く悲鳴

だが

悲鳴は続かない

DSC061.jpg

捉えられた頤、開けられた口

重なる唇

DSC062.jpg

絡まるやわらで熱いもの

百合子の悲鳴を飲み込んで

絡んで、絡めて、絡まりあって

百合子の魂を、熱く、熱く、ただ熱く

熱して、溶かして、蕩けさせ

そして

悲鳴すら許されず

百合子は甘い肉獄の中から

溢れ、溢れ、あふれ出させて

絞り、絞り、絞り上げられて

そして

告白を許される

自分が、いかに淫らな存在なのか

取り澄ました、教師の仮面の下で

そう、この学園がまるで普通の学舎ででもあるかのように振舞っていても

そのした、下に、どんな淫らなものを抱えているのかを




自分がそれまでの全てを

奪い、奪い、奪われて

そうして

新たなものを与えられ

すがり、すがり、それにすがって

再び産まれたこの場所で

百合子はもう一度それを思い知るまで

優しく、残忍で

甘く、爛れて苦い

聡明で、狂気なほどに残酷でもある

たった一人の主人から

甘い甘い甘い

清澄な蜜を抜きあげられるのだった




                エピローグ 『黒髪に銀の指』



嗚咽が漏れる

乱れた息の音が聞こえる

重なり合う二つの影

DSC063.jpg

銀髪の影に覆いかぶさって、普通に見れば、銀の影を攻め立てているのは黒い影

けれど、もっぱら、嗚咽を、乱れた息の下から漏らすのは黒い影

やがてひときわ高い嗚咽とともに黒い影は力をなくし

銀の髪が織り上げた褥に深く包まれる

先程までは、白い手袋が包んでいたはずのノイズが流れる細い指

それが黒い影のばさらに乱れた髪を梳いて

梳いてあやして

いまは力をなくして童女のように眠る百合子をやすらわせる

そして、銀の指が黒髪の中からふつり抜きあげた1本の銀の糸

銀糸はふわり空気の中に溶けて去る

そう、今頃はもう1本、あのクラス委員の少女に付けられていた銀糸もこうして溶け去ったはず

いずれは、とイーズは思う

百合子のように、ただの人形でない淫隷人が増えたなら
淫澄精を零すものが増えるのでは

イーズの中ではそれはほぼ確信に近い

そう、ここはそのための場所

心を持った淫隷人が増えることが
『あの方』や自分たちをどう変えるのか

それはイーズには興味のないこと

だが、イーズのやり方で澄精を零すものが確実に増えるとなればどうだろう

貪欲な淫怪人たちは必ずそれを追い求めるはず

そうすれば、淫怪人のこの身にも、淫澄精への耐性が付く研究も進むかもしれないし

百合子に手を出すことが危険だと知らせるために、馬鹿者どもを釣り上げる必要もなくなる

時間はある

ほとんど不死、そして不老のこの身体が自分にはあって

自分がいる限り、百合子もこのままでい続ける

「そしたらね、百合子…
 
 …もっと、もっと、ね?
 
 うん、もっと、普通に愛してあげるから…

 …でも、うん

 百合子はそれを好きかしら…」

DSC064.jpg

微笑むイーズは飽くことなく百合子の髪を梳いていた
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コメント

イーズ様の愛情はまるで水飴の様にねとりとした甘い愛情だと感じました
植え付けられた淫隷人への憧れが発露したDSC040の辺りのエロい事
ところで冒頭のマスクはダークスカウトの物でしょうか?
あの格好大好きなんで装着シーン無しでも再登場は嬉しいです

  • 2009/11/01(日) 00:26:29 |
  • URL |
  • kskする名無し! #-
  • [ 編集 ]

今回はイーズ様と淵根先生メインのお話でしたか~。
淫怪人と淫隷人と言う主従関係でありながら、
その愛は非常に甘いものと言うのが良いですね。

それにしても淫隷人の扱いってある意味ペットみたいな感じなんですね。
主人の気持ち一つで愛されもしたり、
捨てられたりもしたり…。
その中で淫隷人を大切にするイーズ様は淫怪人の鑑ですねw
是非とも淫隷人愛護団体の代表になっていただかねば…(ぁ

Enne様、わぶき様、
文章執筆・画像作成・編集お疲れ様でした。
楽しませていただきました♪

  • 2009/11/01(日) 09:53:46 |
  • URL |
  • Mizuha #FPjcWNrE
  • [ 編集 ]

わぶき様
Enne様

いやァ~タダただ
『すばらしい』のひとことです。
お疲れ様でございます。

  • 2009/11/01(日) 22:04:26 |
  • URL |
  • magosaku #YvDg.tqU
  • [ 編集 ]

『あの方』の理念、所長に通じるモノがあります。
当社の商品を購入してくださるのはよいのですが、
その使用方法が行き過ぎた場合は取引の中止と返却、あるいは…
まあ、それはさておき、生徒達の食い入るような視線がイイネ!!
私、こういうシチュが大好きで(ry
ぜったいココがリクエストの場所でしょう?
これなら作業が億劫になるのも頷けます。
というか、後編全般が作業の妨げになる文章ですから仕方ないですよね…

  • 2009/11/04(水) 23:46:03 |
  • URL |
  • アクノス所長 #LkZag.iM
  • [ 編集 ]

>kskさん
貴殿のコメントは的確にこちらの狙ったツボを狙い返してきてくださってて、非常に嬉しいです。
このコメントを受けて、Enneさんが追加を書いてくださいましたしね(笑)
いつもありがとうございます。

>Mizuhaさん
イーズはどうも割と特殊な淫怪人のようです。
淵根先生も見込まれた相手がイーズでむしろ幸運だったというか……幸運か?(笑)

そして、愛護団体!
野良淫隷人が保健所とかに「処分」されるのに対して抗議とかするんでしょうかね(笑)

>magosakuさん
こちらからもただ一言(笑)
ありがとうございます!

>所長さん
悪の組織のくせに妙にそういうとこがあったかい(笑)

カス子を使ってる方だと、地味にめんどくさい箇所がバレるようですな。
それに加えて、ご指摘のとおり文章を読み込もうとすると息子がぐずりだしてですね(下品

  • 2009/11/06(金) 01:36:10 |
  • URL |
  • わぶき #-
  • [ 編集 ]

イーズにとって勇はどんな存在なんでしょうか?
単なる変り種の実験台? それとも百合子に次ぐ可愛いい愛人?

>ぼるてっかーさん
イーズは自分の管理下に置いた女の子には等しく親愛を注ぐタイプだと思います。
ので、愛人扱いにはならないものの、娘に近い感覚なんではないですかね。
まあエロい事はするんですが。

  • 2011/01/31(月) 18:48:14 |
  • URL |
  • わぶき #-
  • [ 編集 ]

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