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堕ち玩

悪堕ち中心のあれやこれやに関するエロネタブログ。18禁。

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超獣天装ライブエンジェル 第X話「夜空に散った友情」

0701

ある日、恵は一人の少女と出会った。
少女はリリィと名乗り、穏やかな物腰で恵と話し始める。

「私はリリィ。あなたは?」
「あ、私は……恵といいます」
「そっか。よろしくね、恵ちゃん。恵ちゃんは、ここで何をしてたの?」
「あんまり桜が綺麗だったもので、しばらく見惚れていた所です……えへへ」
「あは、そうなんだ。私もね、ここの景色が大好きなの。私たち、好きなもの一緒だね」
「ええ、そうみたいですね。ふふっ」
「ふふふ、恵ちゃんって礼儀正しいんだ。でも、敬語はやめようよ。友達同志で敬語は変だよ」
「あ……はい、じゃなくて、うん。分かったよ、リリィ……ちゃん」
「うんうん」

………

それから数日の間、恵とリリィは毎日この場所で会うようになっていた。
知り合ってから少しの時間しか経っていないというのに、二人はまるで昔からの親友同士のように打ち解けていった。

0702

「恵ちゃん。そろそろここの桜も散っちゃうね」
「うん、寂しいね…。でも、桜って儚いからこそ綺麗なんだと思うの。
 一瞬の間だけ華やかに咲き乱れて、その輝きを終えたら夢幻のように消える……」
「幻想的だね。うん、私もそう思うな。
 ねぇ、恵ちゃん。また来年もここで一緒に桜、見たいね」
「うん!約束しよう、リリィちゃん。来年も、ここに二人で一緒にいようね」
「うん、約束……」

***

0703

「それじゃ、行ってきますから留守番よろしくお願いしますね。勇さん、ジョウさん」
「おー、行ってラー。……で、何処いくノ?恵ハ」
「お友達の家だって。
 最近、妙に楽しそうだなと思ってたけど、そういう事か」
「ンー?」
「あの子、小さい頃からアカデミアでお父さんの手伝いをしてたんだって。
 小学校も満足に行けてなかったみたい。だから、同年代の友達がいなくて寂しかったんじゃないかな。
 でも、どうやらその辺りは心配なくなったみたいね」
「フーム。恵、寂しかったのカー。ボク、恵の友達のつもりだったんだけどナ?」
「私たちは友達だけど、それ以上に『仲間』じゃない」
「おお、そっカ!安心しタ!」

***

0704

「いらっしゃい、恵ちゃん」

0705

「リリィちゃんらしい、可愛い部屋だね」
「ふふ、ありがと。今日はパパもママもいないから、のんびりしていってね」

***

数時間後。

「あっ、もうこんな時間!ごめんね、すっかり話し込んじゃって…」
「ううん、恵ちゃんとお話するの、楽しいもの。それより、もう帰っちゃう?」
「う、うん……私ももっとお話していたいけど……」

0706

「ふぅん……ねえ、恵ちゃん。一つお願いがあるんだけど、いいかな?」
「うん、何?」
「キスさせてくれない?」
「キ……リ、リリィちゃん?」
「私、大好きな人にはキスしたくなっちゃうんだ。ね、お願い。一回だけ!」

(ちょ、ちょっとびっくりしたけど、リリィちゃん、外国人だし……きっと、外国じゃスキンシップの一つなんだよね。ほっぺに軽くするぐらい……うん、リリィちゃんなら、いいや……)

「う、うん……いいよ、リリィちゃん」
「ありがとう、恵ちゃん!」

0707

「…むっ!?」
「んちゅ~~~……ぷは。ふふっ、恵ちゃんの涎、甘くて美味しい!」
「なっ……えっ……わっ……」
「ふふふ……恵ちゃん、顔真っ赤だよ?
 それじゃ、今日はバイバイ。また今度、ね?」

***

その日から、恵は連日リリィの家に出掛けていった。
いつ行ってもリリィの両親は姿を見せなかったが、頭の中が「友達」との逢瀬でいっぱいになっていた恵に、それを不審に思う余裕は無かった。

「ここん所、恵は毎日リリィって子の家に行ってるみたいね。
 この短期間に、めちゃくちゃ仲良くなったのね……」
「ウー、最近恵が遊んでくれないヨー」

***

0708

「いらっしゃい、恵ちゃん。今日もいっぱい仲良ししようね」

0709

「リ、リリィちゃん……私、なんだか身体が熱いよ……」
「大丈夫。すぐに気持ちよくなるよ。さあ、ベッドに上がって……」

0710

「はぁ、はぁ……リリィちゃぁん……」
「ふふふ、髪、束ねない方が可愛いよ、恵ちゃん」

0711

ぺろっ

「ひゃぁぁん!リリィちゃん、駄目、汚いよぉ…!」
「どこも汚くないよ、恵ちゃんの身体だもん。それに恵ちゃんの汗も、しょっぱくて美味しいね」

0712

「で、でも……身体を舐めるなんて……」
「友達同士で身体を舐めあうなんて、当然のことじゃない?」

リリィの言葉が、残響を伴って恵の精神に染み込んでいく。

「当然……なの、かな……」
「そうよ。当たり前の事。
 ……それとも恵ちゃんは、私の身体舐めるのは嫌?」

淫靡な空気に飲まれかかった恵の精神が、最後の抵抗を試みる。
だが、「拒絶すれば彼女は私の友達でなくなってしまうかもしれない」という無意識の恐怖が、恵の理性を完全に押しのけてしまうのだった。

「嫌じゃないよ……ううん、舐めたい。私、リリィちゃんの身体、舐めたいよ!
 リリィちゃんと、もっと仲良くなりたいよ!」
「ふふふっ、ありがとう、恵ちゃん。もっともっと色んな体液を交換すれば、もっともっと友達になれるからね……」

0713

ちゅばっ、ちゅばっ

「あぁぁ……リリィちゃんの大事なところのお汁、とっても美味しいよ……
 リリィちゃんの味が私の舌に染み込んでいく感じ……」

0714

「ふふっ、恵ちゃんのアソコも、とっても美味しいよ。
 もう私たちは一心同体、ずっと、ずーっと友達でいられるからね……」

***

0715

「恵!その子から離れて!」

「い、勇さん……ジョウさんまで、ど、どうしたんですか……」

「恵、その子、淫怪人ダ!急にせんさーがはんのーしはじめたから、追っかけてきたラ……」
「恵達に出くわしたってわけ。
 ……さあ、恵。離れてて。今回は、私たちだけでやるから!」

「ふふふ……バレちゃった。もうちょっと遊んでいたかったんだけどな」
「リ、リリィちゃん…!そんな、やっぱり、あなたは……!」
「ふふ……薄々気づいてるんじゃないかと思ってたけど。
 どうする、恵ちゃん?私と戦う?」
「そ、それは……」

0716

「私は、恵ちゃんと友達のままでいたいな。
 それに恵ちゃん、私がいなくなったら、また一人ぼっちになっちゃうんじゃない?」
「――!」
「はじめて会った時の恵ちゃん、すっごく寂しそうだったよ。
 友達がいない孤独の苦しみ、もう二度と味わいたくないんじゃない?」

「黙れ!それ以上、恵を惑わすのは止めろ!」
「恵!ボクたちがいる!恵はひとりぼっちなんかじゃないヨ!」

「ふふ、うるさい外野ね。
 ね、お願い、恵ちゃん。私、本当に……
 ……――さあ、恵ちゃん。どうする?」
「わ、私は……」



1.一人ぼっちじゃなかった
2.一人ぼっちは、いや




1.

「私は……一人ぼっちじゃなかった」
「……恵ちゃん?」

「私には、大切な仲間がいたの!だから……」

0717

「これからも、一人ぼっちになんかならない!超獣天装!!」
「「恵!!」」

0718

「……馬鹿な子。私と友達のままでいれば、あの快楽がいつまでも続いたのに……」

「リリィちゃん!私、あなたと戦いたくないよ!お願い、このままあなたの居場所に帰って!」
「……無理よ。私の使命はエンジェルドルフィン、あなたをダーククロスに招き入れる事だもの。
 任務に失敗したまま帰るわけにはいかないの……。覚悟を決めてね、エンジェルドルフィン」

「……勇さん、ジョウさん……お願いです、今日は、私に任せて下さい…!」
「恵…」
「…分かった、恵、頑張って」

0719

二人は、無言のまま激しい戦闘を繰り広げる。
やがて、一瞬の隙が生まれた。

0720

「ライブラスター、フルチャージ……!」

勝利を確信した恵の頬を、一条の涙が伝った。

0721

「ドルフィン、パニッシャー……!!」
「ぐ、ああああああああぁぁぁぁぁぁっ!!!」

0722

「……恵ちゃん、本当に優しいんだね。
 その涙、私のために流してくれてるんだ……分かるよ、私たち、友達だもんね。
 ……あなたとは、私が淫怪人になる前に、知り合いたかった……な……」

0723

「……リリィちゃん……」

***

次の日――

「おはようございます、勇さん、ジョウさん!」
「あ、おはよう、恵。……あの、さ」
「さあ、朝ごはんの用意は出来てますよ!起きて下さいジョウさん!今日はアルバイトの日でしょう?」
「オー、そうだっタ!ゴハン、ゴハン!行くヨ、勇ー!」
「寝起き良すぎだっての!こらジョウ、引っ張らないでー!」

0724

(……リリィちゃん、不思議だね。
 私、あの時の約束、いつか必ず果たせるような気がしてるんだ。
 いつか、世界が平和になったら……また友達になれるよね、リリィちゃん……)





2.BADパターン

0725

「一人ぼっちになるのは、もういや……!」
「ふふっ、良かった。
 大丈夫、私はずっと恵ちゃんの傍にいるからね」

「恵!騙されないで!私たちは仲間じゃない!」
「そうだヨ、恵!戻ってオイデ!」

「私の友達はリリィちゃんだけなの!私は、リリィちゃんと一緒にいたい!」
「私もだよ、恵ちゃん。さあ、一緒に……」

0726

「あ、ああ……」
「一緒に、ダーククロスに行こ?ダーククロスには、私の友達がいっぱいいるの。
 きっと恵ちゃんも大勢の友達ができるわ。さあ……」

「「恵ぃぃぃぃぃぃ!!!」」

眩い光が二人の姿を包む。
そして、光が消えた後に立っていたのは――

0727

「あぁ……なんだか、とってもいい気分……
 私、リリィちゃんと一緒の存在になれたんだね……」
「そうよ、メグミちゃん。私たちは淫水魔。母なる恵みで、性なる世界をつくる者――」

***

0728

ちゅばっ、ちゅばっ、ちゅぶっ、ちゅぶっ

「ウ、ウウ、ウゥ…ッ」
「ウーーッ、ウゥゥゥ!」

拘束された勇とジョウ。
胸からは母乳が滴り、汗や愛液、涎、身体中の体液が止め処もなく溢れている。

恵の変貌に動揺し、敗北した二人は、体液を過剰排出するように身体改造を施され、淫水魔軍の居城に栄養補給用家畜として飼われていた。

そんな二人の股間にむしゃぶりつき、愛液を啜る淫水魔が二匹――

0729

「うふふ……ジョウさんのお汁、とってもしょっぱくて濃い味なんですね。
 みんなに喜んでもらえた理由がわかりました」
「ね?私の言った通り、淫水魔の皆への良いお土産になったでしょ?
 皆、喜んで恵ちゃんと友達になってくれたよね?」
「うん!もう私は一人ぼっちじゃないんだ。
 リリィちゃんもいるし、淫水魔の皆がいてくれる」
「ふふ、世界がダークサタン様のものになれば、もっともっと友達が増やせるかもしれないよ?」
「うん、私頑張るよ!友達のために、ダーククロスのために、ダークサタン様のために!」

コメント

長編作品恐れ入りました。
久しぶりに、司令塔である恵が堕ちていくストーリーに興奮しましたよ。
堕ちもよかったのですが、本編でリリィに正義堕ちして仲間に加わるなんて期待もしてた自分もいました。
(あまりにも感動的な物語だったのでw)

  • 2009/05/08(金) 11:41:07 |
  • URL |
  • ν賢狼ホロν #-
  • [ 編集 ]

>ホロさん
感動的だなんて過分なお言葉、ありがとうございます!
いつも通りに作っていた筈が、いつの間にかこんな量に…
リリィはいつか再登場の機会があるかもしれんですね。
正義堕ちするかどうかは分かりませんが(笑)

  • 2009/05/09(土) 01:08:22 |
  • URL |
  • わぶき #-
  • [ 編集 ]

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